『聞こえ(聴こえ)の問題』(後編)
児童発達支援管理責任者 林 由美子
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その2.
早期発見のための問題点
●中、高度難聴児の早期発見には効果が上がっている。
●軽、中度難聴については選別検査を実施する機会が少ない。
●開業医では乳幼児聴力検査機器が整備されている所は少ない。
★★早期に発見されるメリット★★
●聴覚フォローを行う事で、言語発達や構音の発達を促す事が出来る。
●早期に補聴器を装着する方が定着がよい。
(低学年にもなると装着を嫌がるなど非装着になり易い。)
★★日常の様子からのチエックポイントは?★★
●ささやき声(内緒話)の反応。
●少し離れたところからの会話や呼び掛けにたいする反応、聞き返し。
●静かな場所と騒がしい場所での反応の違い。
●無声子音の書き取りの誤りの有無。
聞こえが疑われる場合、
直ちに難聴がある訳ではないが、聞こえの問題があるのか、
中耳炎等疾患があるのか、受診を考える必要があるのか検討が必要。
精密検査は耳に問題がないと安心する事であったり
聞こえが弱いと知ることが出来る事があります。
田中先生の言葉にありましたように、勘違いが多くなる。入力に弱さがある。
誤解によるトラブルがある。知的障害に間違えられる。
などの困り事が本人には生きずらさとなる。
全くそうおもいます。 現在では、APD(聴覚情報処理障害)などの新しい障害も認識されてきました。しかし、ご本人がどれだけの取りこぼしの言葉があるのかは、本人は気がついていない。ともすれば、伝えた側も100%伝わっていると思ってしまう。
その事による、すれ違いや勘違いが
トラブル、理解不足につながります。
もし、『聞こえ』に疑問を感じましたらこちらに一度お問合せ下さい。
県立聴覚特別支援学校では、詳しい測定(検査)により意見書を書いて下さいます。
詳しくは林までお問合せ下さい。
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