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執筆者の写真ハートフル 株式会社

おひさまdekiru Studyだより(R4.No.23)7月20日号

更新日:2022年8月8日




『聞こえ(聴こえ)の問題』(後編)

児童発達支援管理責任者 林 由美子


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その2.


早期発見のための問題点

●中、高度難聴児の早期発見には効果が上がっている。

●軽、中度難聴については選別検査を実施する機会が少ない。

●開業医では乳幼児聴力検査機器が整備されている所は少ない。


★★早期に発見されるメリット★★

●聴覚フォローを行う事で、言語発達や構音の発達を促す事が出来る。

●早期に補聴器を装着する方が定着がよい。

 (低学年にもなると装着を嫌がるなど非装着になり易い。) 


★★日常の様子からのチエックポイントは?★★

●ささやき声(内緒話)の反応。

●少し離れたところからの会話や呼び掛けにたいする反応、聞き返し。

●静かな場所と騒がしい場所での反応の違い。

●無声子音の書き取りの誤りの有無。


聞こえが疑われる場合、

直ちに難聴がある訳ではないが、聞こえの問題があるのか、

中耳炎等疾患があるのか、受診を考える必要があるのか検討が必要。


精密検査は耳に問題がないと安心する事であったり

聞こえが弱いと知ることが出来る事があります。

  

田中先生の言葉にありましたように、勘違いが多くなる。入力に弱さがある。

誤解によるトラブルがある。知的障害に間違えられる。

などの困り事が本人には生きずらさとなる。


全くそうおもいます。  現在では、APD(聴覚情報処理障害)などの新しい障害も認識されてきました。しかし、ご本人がどれだけの取りこぼしの言葉があるのかは、本人は気がついていない。ともすれば、伝えた側も100%伝わっていると思ってしまう。


その事による、すれ違いや勘違いが

トラブル、理解不足につながります。

もし、『聞こえ』に疑問を感じましたらこちらに一度お問合せ下さい。


県立聴覚特別支援学校では、詳しい測定(検査)により意見書を書いて下さいます。


詳しくは林までお問合せ下さい。


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